ネットで少し前に話題になっていた「お嬢様のけなし言葉集」というワード。
お嬢様とけなし言葉のミスマッチ具合が気になっていたので、「お嬢様ことば速修講座」という本を手に取ってみました。お嬢様言葉を興味本位で使ってみたので、感想を紹介します。
・仕事の人間関係が疲れる
・雰囲気が悪くなるので、違う意見を言えない
・お嬢様が好き
そんな方におすすめします。
お嬢様は「すみません」とは言わない。
15条からなる日常で使えるお嬢様言葉を知ることができます。
その中の一つで”すみません”を「失礼しました」「恐れいります」や「ありがとう」と、状況に合わせた言葉で言い換えることが”お嬢様”であると書かれていました。
やってみた!
「恐れ入りますが、、」ってスーパーで商品の場所が分からない時に使ってみました。
なかなか、言いなれない言葉で、ドキドキでしたが、使ってみると自分が上品になったように、、感じました。そして、いつもより店員さんが丁寧な、、気がしました。
お嬢様のあいさつは「ごきげんよう」
さて、次は挨拶を「ごきげんよう」に変えてみる。朝でも昼でも夜でも「ごきげんよう」がお嬢さまのあいさつの言葉のようです。
お嬢様といえば、、、「ごきげんよう」のイメージ。
お友達や、会社の後輩、(さすがに先輩にはできなかった)に挨拶を「ごきげんよう」に変えてみました。
やってみた!
以前親しかった人から「スピリチュアル」に誘われたのですが私は興味がなかったので、何事もなく、穏便に関係を薄めたいと思っていました。
挨拶するとき、にこにこ「ごきげんよう!暑うございますね(笑)」とあくまで、元気に!フレッシュに!
相手も「ごきげんよう~、なにそれ~(笑)」と相手も笑顔で答えくれました。
その後、特に話もすることもなく、お互い良い気持ちでその場を後にすることができました。
嫌な気持ちにならないでその場を立ち去れるのが良かったですね~
「お嬢様言葉小辞典」
本書は最後にお嬢様言葉小辞典という、お嬢様が日常で使うであろうリストが載っていました。
と、書かれてありましたが、いきなりこのようなお嬢様言葉を使えば、会社ではたちまち浮いてしまいます。お嬢様のへのハードルが高すぎる。ですが、
お嬢様の「相手を傷つけない」という、心遣いがわかる言葉ですよね。
ぜひともその心を真似したい!
- そういうこともあるんだね~
- むずかしくて、わかんないかも、、
- 好みはあるもんねー
こんな風に、普段の会話でも言い換えることで、お嬢さまではないけれど、相手も傷つけず、自分の意見も守れる、気持ちの良いコミュニケーションすることができると思います。
お嬢様さまのけなしことばリスト
お嬢様ことばの言い換えによって、普段ネガティブに思ってることも、ポジティブの面があるということに気付くこともでき、物の見方が増えることによって、人に対する接し方も変わってくるのではないのかなと、思いました。
「太ってる」というより「ふくよか」という方が心がチクチクしません
切れ味抜群の加藤先生の文章
終始お嬢様言葉で書かれている本書は穏やかな気持ちにもなりますし、敬語の使い方だったり、お嬢様の気品や上品さの土台となる考え方など、学ぶことがたくさん書かれているのですが、本が苦手な私もすいすい読みやすかったのは、クスっと笑えて、「小庶民」や「似非お嬢様」とかのワードセンスが面白いのと、「お嬢様はビールは飲みません」ときっぱり言いきっている気持ちの良さや、切れ味が良い鋭い言葉が入っているからではないかなと思います。
みんな使っちゃう
仕事場でも友達でも「ごきげんよう~」とか「恐れ入ります~」とか、即席のお嬢様言葉を使っていると、お友達も、後輩も「ごきげんよう~」とか「あそばすの!」とか言い出して、プチお嬢様ブーム到来でした。とってもたのしい即席お嬢様の会が出来上がっていて、楽しかったです。
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使ってみた感想
と、加藤先生はおっしゃていますが、チクチクしない、お嬢様の言葉を使っていると、自分に対してもチクチクしたり、否定的な言葉を心の中で唱えることが少なくなったように思います。
お嬢様言葉を使っていたり、お嬢様の心使いをすることで、自分に対する自分への言葉も、相手からの接し方も、お嬢様のように、大切に扱ってもらえるように変わってくるということ。
自分に対しても、相手も対しても丁寧に接することで、「健全な自己肯定感」というのは育まれていくものだと、改めて感じました。
たまたま一緒にいる仕事場の人たちと気持ちよく過ごしていくためには「お嬢様ことば」は必ず必要ではないけど、お嬢様のやさしい気持ちを、自分の言葉で伝えることで、自分が過ごしやすい職場を築ける鍵なのでは、、と思いました。
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