冬が近づくと、インフルエンザが流行しやすくなりますよね。「手洗い」や「マスク」「部屋の乾燥対策」など、コロナ感染の時に嫌というほど耳にした対策ですし、予防はもうみんなしていると思います。
でも、仕事でぎりぎりの人数で回している職場では、休むわけにはいきませんよね…。
私もそのうちの一人。絶対休めない。
「絶対にインフルエンザにかかれない栄養士」が意識していることを、今回はご紹介します。
「免疫力」の土台は食事
栄養バランスの良い食事は、免疫力を支える基盤になります。食べ物には、体がウイルスと戦うための材料が備わっています。
1. ビタミンCが豊富な食べ物
ビタミンCは免疫力を強化してくれます。みかん、キウイ、イチゴ、柿などが豊富に含まれています。私は、手軽に食べられるみかんは、食後のデザートやおやつとビタミンCを手軽に補給できます。
みかんは一日2個くらいが目安といわれています。
2. たんぱく質が豊富な食べ物
免疫細胞は、たんぱく質から作られています。そのため、肉、魚、卵、大豆製品など、たんぱく質を豊富に含む食べ物をしっかり摂ることが大切です。
私の朝の定番は、手軽でおいしい卵かけごはんです。朝の忙しい時間でも簡単に準備できるので、とてもおすすめですよ。
社会人になると、「朝ごはんを食べない」という人も少なくありませんよね。でも、インフルエンザが流行りだす頃こそ、朝からウイルスと戦う材料を体に入れることで、準備万端の自分を感じられます。それだけで、なんだか心強くなりませんか?
他には、食事の準備に時間をかけれない・・・という日もありますよね。
そんなときはお味噌汁を飲むことを意識しています。
お味噌は発酵食品で、腸内環境を整えてくれる効果があり、免疫力のをあげてくれます。
温かい食べ物には体温を上げる効果があります。体が温かくなると、免疫細胞が活発に働きやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりにくくなるともいわれています。
3. 手軽で免疫力を高める食材
焼き芋とはちみつ大根は、休みの日に作り置きをしています。手間なくつくれるのでおすすめです。
- 焼き芋:ビタミンA(β‐カロテン)が含まれていて、抵抗力を高めてくれます
- はちみつ大根:大根のビタミンC、はちみつの抗菌作用で免疫力を強化してくれます。
漢方を取り入れる
夏バテや体調不良が続くとき、かかりつけ医に「補中益気湯」を処方してもらいました。これがとても調子が良く、インフルエンザ予防にも効果があると聞いてから、冬になると飲むようにしています。研究でも「補中益気湯」がインフルエンザ予防に効果があるとされています。
気になる方は、かかりつけの先生に相談してみるのもいいかもしれません。
睡眠をしっかりとる。
睡眠不足になると、免疫力がすぐに低下してしまいます。そのため、無理をせず、いつもより早めに寝ることを心がけています。特に、インフルエンザが流行する時期は、睡眠の質を高めることが大切にしています。
また、もしインフルエンザに感染してしまうと、自分だけでなく周りの仕事も止まってしまいます。それを防ぐためにも、今の時期は無理をするより、早めに切り上げて効率よく仕事を進める方が、結果的に良いと感じています。
「効率よく仕事のすすめ方」もこういうピンチがあって、覚えていくのだと思います(
「明日できることは明日しよう」の精神です。
おわり
プラシーボ効果(?)かもしれませんが、「この食材はインフルエンザに強いんだ!」と知ることで心強くなったり、気づいたら本当に感染を防げたりしている気がします(笑)。
旬の食べ物は、その季節に必要な栄養素がたっぷり含まれているのが魅力です。「いただきます」と感謝の気持ちを込めて食べると、さらにしあわせな気分になれますよね。
また、「ストレス」は免疫機能を低下させる大きな要因でもあります。だからこそ、なるべくご機嫌に過ごしながら、旬のものを美味しく味わって、インフルエンザの時期を乗り越えていきたいなと思っています。
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