あけましておめでとうございます!
2025年は十二支の「巳(へび)の年」。
「新しい自分に生まれ変わる。」「幸せな未来をつかむ」という年になんだそうです。
受験勉強にぴったりの年だと思いませんか!(笑)
既卒には教えてくれる人が近くにいない
今年こそ「管理栄養士」を目指す方もいると思いますが、
実は既卒の合格率は毎年20%以下。
その理由にはいろいろですが、私が感じた一番大きな理由は
「教えてくれる人が近くにいない」ということ。
実は「分からない」ことは、実体験ですが、
最近はYOUTUBEやSNSのおかげで、解決できることが多くて、
そこまで、困ることはなかったように思います。
それよりも、「教えてくれる人がいない」というのは
- 「勉強の面白さが分からなくなる」
- 「興味が持てなくなる」
- 「視野が狭くなる」
というデメリットを感じます。
試験勉強のモチベージョンが低下して、勉強を続けるのがしんどくなってしまうパターンが多いのでは?と思っています。
”管理栄養士の国試は勉強すれば受かる”という確信があるんです。
そうそう、私が受験するときに
「難しくなってるでしょ?」「勉強したことは変わってるし」「新しくなってる」
と、色々言って、受験を諦めた人がいたんだけど、
鈴木梅太郎が抗脚気因子を発見したことも、
ミトコンドリアがエネルギーを作り出すことも変わってない!
栄養学の基礎を築いた、天才たちの功績は変わってない。
基礎を固めれば大丈夫!
6割正解で受かる!大丈夫!
と、自信を持ってました。
合格と不合格の差は、最後までやり抜くける力だと思います。
とはいえ、
仲の良い学校の先生はいないし、
栄養士はシフト制の勤務が多いので、
受験対策講義参加しようにも毎週仕事を休めない。
同じような状況の方ではないでしょうか?
今回、国試を受ける方のやり抜く力につになればと思い、
今回の記事を紹介します。
勉強方法はこちらの記事で紹介してます。
今の時期に読書が良い理由
「試験勉強するのに、まず読書?」と思いますよね。
管理栄養士の勉強時間
管理栄養士の試験に合格するために必要な勉強時間は、
だいたい200〜300時間。
1日2時間勉強するとしても、100〜150日程度。
と言われています。
試験は毎年3月。勉強を始める理想的な時期は6月、遅くても10月と言われていますが、
今は1月。まだ少し余裕がある時期ということなんです。
受験が近づくにつれて「本を読む時間さえ惜しい!」ということになるので、
今の時期に読書がおすすめなんです。
「もっと知りたい!」は受験勉強の力になる
もう少し、受験前の読書のメリットをお伝えしたいのですが
私が読書をおすすめする理由は・・・
- 自分が知らないことの多さに気づけること
- 「将来役に立つ分野の勉強をしている」と価値を実感できること
- 可能性の広がる分野であることにワクワクできること
「腸」は脳より先に誕生したんですって・・・。
試験勉強は良くも悪くも「広く」「浅く」体系的に栄養について学ぶことができるのですが、
「腸」が脳より先に誕生したことも、自分の体に寄生虫をいれて実験した人がいたことも教えてくれません。
その道の専門家が面白く、分かりやすく解説してくれる本を読むと、
「もっと知りたい!」という知識欲が湧いてきます。その「もっと知りたい!」の気持ちは、
長丁場になる試験勉強を後押ししてくれる”力”になってくれると思うからです。
その道の専門家の人は、尊敬すべき少し変人が多い・・・(笑)
ただ、この面白さや可笑しさは、「基礎栄養学」だったり「人体の構造」のなどの共通の知識があると、二倍を楽しめると思います。
京大の人が理解力が高い理由
以前、知り合いの講師をしてる方に、
同じように初めての講義を聞いてるはずなのに、
京大の人の理解力の速さに驚いて聞いたことがあったんです。
「どうして京大の人って、理解力が速いの?」
「知っていることが多い」や「まばらな知識が多い」ほど、
新しいものを理解するスピードが速いんだよ
と、教えて教えてもらいました。
知識のネットワークと言われる、一つの知識が他の知識と結びついていると、新しいことを覚えるときに「これって前に知ってたあれと似てる!」とすぐに理解しやすくなる、という事があるそうなので、
京大の人が理解力が高かった理由は、”知ってる知識がとっても多かったから”。
ということで、管理栄養士の試験勉強でも、
「知ってること」を増やすには読書がとても効率的。
とはいえ私は読書が得意ではないので、
紹介する本は、読書が苦手な方でも楽しく楽に読める本を厳選しました。
試験に役立つ3冊
「疫学」に役立つ「基礎から学ぶ楽しい疫学」
基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版
著:中村 好一
「社会・環境と健康」の中に「疫学」の単元があり、
知らない単語がたくさんで、苦手な人が多い単元なんですよね。
知らないものは知ればいい!
私は、「コホート研究」と「症例対照研究」の違いが、いつまで経っても理解できなかったので、
何度も何度もお世話になった本です。
全部、読破するというより、「疫学」を本気で研究してる人がいて、どんなこと知れる学問なのかなを知るくらいの距離感で読み進めると良いかも。
問題演習をしてて分からなくなったところを、本を読み返す。という風に使っていました。
「人体の構造」に役立つ「腸内細菌と共に生きる」
腸内細菌と共に生きる
著:藤田紘一郎
試験の重要な得点源ですが、暗記する項目が多くて、理解するまでに時間がかかる単元ですよね。
とっても優しい文章で親しみやすイラストともに分かりやすく説明してくれている本です。
「ミトコンドリア」や「IgE抗体」「アレルギー反応」など、試験に必要な単語を、「覚えなきゃ!」という義務感より、自然と理解できるようになってきます。
「食べ物と健康」に役立つ「調理科学のなぜ」
楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ
著 松本仲子
「食べ物と健康」の分野に役立ちます。
暗記の分野で、範囲は多いし、どうやって勉強すれいいんだ・・・と悩む方も多い分野。
きれいな色に仕上がるようにするにはどうしたらいいの?
いかって加熱するとどうして丸くなるの?
日常の料理のなんでだろう?を科学的に、分かりやすく説明してくれています。
本読んでて、良かったこと
新卒の頃、私の仕事場では「ホワイトソース」を手作りするのですが、、、技術系の先輩を見よう、見真似でやるのですが、、なかなか上手に安定的にうまくできない。
実はホワイトソースも化学で反応で成り立っていて、理論がわかれば上手くできるんです。
先輩は上手にホワイトソース作れるのですが。
教えるの・・・h(ボソ)
そんな風にも思うこともありました(笑)
私の後輩は一度教えるだけで、上手にホワイトソースができます エッヘン(笑)!
おわり
本を読む習慣がなかった私でも、自分に合ったやさしい本を選ぶことで、楽しく読み進めることができました。読書のおかげで試験に必要な単語を自然と理解できたこと、「価値あること」を勉強している実感もて、ダレることなく、試験勉強をやり遂げたと思っています。
「試験勉強のための勉強」得意な人もいれば、そうじゃない人もいます。「合格」していまえば、どちらも一緒ですが、同じ勉強するのなら、勉強のための勉強より、価値ある勉強の方が、より豊かな時間の使い方なのでは?と思います。
レビューブックはイラストが乗っていて、分かりやすくなっているので、本の中で、「じつはどうなんだろう・・?」と思ったところは、レビューブックで確認して、より本の内容が理解できて、ついには、試験の内容も理解しやすくなったと思います。
今回の記事が、国試の勉強のモチベーションの一助になれば幸いです。
国試を目指す皆さんにとって、巳を結ぶ一年でありますように。
今年もどうぞよろしくおねがいします。
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